自分の高校は公立でありながらも食堂があり、そしてまさかの給食までもがありました。
入学したばかりの頃は、お母さんが過保護に「ちゃんと食べなさい」と給食費を払って利用していましたが、そのうち遅刻や抜け駆けが増えて勿体なくなり、利用するのを辞めてしまいました。
親も最初は心配してたみたいですけど、徐々に自分のバイト代でコンビニでご飯を買ってるの知ってたので、そこは放任主義に変わりました。。笑
定時制の給食費とメニュー
給食費の回収の仕方は・・・確か給食カードのようなものがあって、それを持って事務に行って、事務の人に払う感じでした。学校によって違うと思いますが。
値段は忘れたが、かなり安かった記憶。きっと一食300円前後ぐらいです。
よくぞ定時制のためにあそこまで充実した食事を提供してくれたなと感謝の気持ちでいっぱいです。
自分が給食を利用したのは5回とか6回だけ、どれも美味しかった記憶があります。
覚えてる給食のメニューは少ないですが、キチン南蛮、金平ごぼう、肉じゃが、わかめご飯は最高に美味しくてオカワリした記憶あります。
美味しい味噌汁は常にありました。
どんどん寂しくなる食堂
自分が食堂に通ってた頃は何十人もの生徒が詰め掛け、仲良し同士で席を取ってる状態で、遅れてきた生徒は座れないんじゃないかって勢いでした。
けど、どんどん生徒たちが退学していき、数ヶ月後に覗いた頃には食堂の半分も埋まってない感じでした。
給食費を払ってない人も、給食を取ってる友達に付いていき、コンビニで買ったものを一緒に食べてたりできるほどの余裕がありました。
しかし、春になって新入生が来ると、再び食堂は混み混みになり、数ヶ月後には元に戻ります。ずっとこの繰り返しでした。
150円で食べれたうどんとそば
給食を取らなかった自分のような人は(大半だけど)、大概は近所のコンビニで買って駐車場で食べるか、車の中で食べるか、校内のどっかで食べるかでした。
自分の仲良したちは食堂の横にある校舎への入り口になる小さな階段のようなところでたむろっていました。毎回場所は違いましたが、そこが一番多かったです。
そして、コンビニまでに行くのが面倒な場合は、食堂の中のおばちゃんに行ってうどんかそこを150円で買えたのです。
そのうどんとそばがめちゃくちゃ美味しかったです。天かすとか駆け放題で、あり得ないほど天かすを入れて食べたりしてました。
何気にしっかりと食の思い出があったのは嬉しい限りです。
夜間定時制高校の給食が廃止される?
2017年の年末頃に気になるニュースがありました。
それは、定時制高校の給食を廃止する方針だという内容のニュースです。
県教委の職員六人からなる給食のあり方検討チームは十五日、「給食を廃止し、(代わりに)夕食を提供することが適当」とする最終報告をまとめた。
廃止の理由として、昭和三十~四十年と比べて勤労青年が減少して給食の需要が低くなった、中途退学者や不登校の経験者、外国人ら生徒の多様化が進んでいる、コンビニやファストフード店の増加で食事を買う傾向が強まった、などを挙げた。
給食は一食三百円程度の負担で食べられる。十七ある定時制高校のうち、現在は五校で試験的に廃止。県の補助額は、継続中の十二校で年間約七千万円、利用率は49%という。給食の全面廃止・未実施は神奈川県など六県しかない。引用:東京新聞
確かに、給食を使う生徒は少ない印象があります。
近所にコンビニがある高校であれば、特に必要ないかも。
ただ、青春時代に後者の食堂での思い出がないってのも寂しいです。コンビニなんて何歳になっても利用できるのだから!
バイトしてない生徒も少なからずいたので、金銭的に辛くなる子も出てくるかもしれませんね。