自分は定時制高校に入学する前には全日制の普通の学校に通っていました。
勉強は中学時代からできない方でしたが、偏差値の低い高校であれば普通に入学できる学力でした。
定時制には全日制を退学してしまった翌年から入学した形でした。
定時制に入学して驚いたことの1つに、生徒の英語力が著しく低いことでした。
聞く話によると、勉強で全日制に行けなかった子のほとんどが、英語を苦手にしていたということです。
定時制の生徒は英語が苦手?
初めて英語の授業を受けた時は衝撃的でした。勉強の内容が中学1年辺りのレベルだったからです。
そして、その中学生レベルの英語の授業も、ついて行けない生徒がほとんどだったのです。
軽音楽部で洋楽をたくさん聞く子も、曲のタイトルやアーティストの名前が書けなかったり、(カラオケでは音で覚えて歌えてるのに)、色々と衝撃的でした。
そんな生徒たちの中にいたこともあってか、自分は英語がまぁまぁできる生徒として認知されました。
英語の先生も「なんで君は英語の力があるのにここにいるの?」みたいなことも言われました。
自分が普通の高校生よりも劣っていたことは知っていたので、特に優越感などはありませんでした。
しかし、今までの人生で先生に良い目で見られる経験は少なかったので、先生に優等生っぽく認めてもらえたことが嬉しかったです。
ダンディで誠実な英語の担任教師
自分は人としてもその先生のことが大好きでした。
1年生の頃のある日の授業で、ヒップホップ系の格好をしたやんちゃな子が、その先生の授業中に避妊具に空気を入れて引っ張り、頭を入れようとしたりとふざけ始めたののです。
先生は年頃の女子生徒が多くいることを知ってか、その生徒に対して「頭がおかしいのか?」と強く注意しました。普段はちょっとした悪ふざけでも黙認する優しい先生だったので、その怒ってる姿をみて衝撃的でした。
そのやんちゃな子の悪ふざけは、同性の男子生徒からも評判は悪く(見ていて良いもんではなかったので)、授業が終わった後にちゃんと注意した先生に対して友人が「あの先生は誠実でかっこいいね」と称賛の嵐でした。
その後も2年になっても3年になっても、その先生はダンディでカッコ良い先生として知られ、多くの生徒がその先生のいうことはしっかりと聞きました。
今現在でも自分の中で、誠実なおじさんのイメージといえば、その先生です。
先生とは家が近所だった
そのダンディな先生は自分と住んでる場所が近く、一度だけママチャリで激走してるところを会ったことがあります。
自分が近所の電気屋さんまで買い物をした帰りだがに、チャリで走ってる先生に会いました。
「先生!」と声をかけると、明るく挨拶してくれました。「家ここら辺なんですか?」と聞くと「そうだよ!」と言ってました。
しかし、なぜ、大の大人がチャリで激走してたのか(かなりのスピードだったので)、とても不思議でした。
その後。「前に〜デンキの前で先生と会いましたよね?」と学校で会った時に話すと、自分が運動不足だからという理由で、たまに自電車で体を動かすということを聞きました。
ちゃんと自分の体に気遣って運動とかもするんだなと、とても感心しました。
正直、しっかりと名前を覚えてない先生なのですが、顔はしっかりと覚えてるので、またどこかで会えたら良いなと思います。
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